離婚を検討するときは、「親権者や養育費はどうなるのか」、「慰謝料は発生するのか」など、考えておきたい項目が多数あります。
今回は、離婚を検討するときに考えておきたい項目5つを紹介します。

離婚を検討するときに考えておきたい項目5つ

離婚を検討するときに考えておきたい項目5つをそれぞれ紹介します。

1.子どもがいる場合親権者はどちらになるのか

子どもがいる場合、親権者をどちらにするかを考えなくてはなりません。
母親が親権をもつのが一般的ですが、離婚前に父親のほうがメインとなって育児を担当していた場合など、父親が親権を勝ち取れるケースもあります。

2.子どもがいる場合養育費はいくらにするのか

子どもがいる場合、親権をもたない親は原則として養育費を支払う義務があります。
養育費は夫婦間の話し合いで決定するため、いくらにするのかイメージしておきましょう。

3.子どもがいる場合面会交流はどうなるのか

面会交流とは、親権をもたない親が定期的に子どもと会って交流することです。
親権をもたない親には原則として、面会交流権という行使できる権利があります。
面会交流は月に何回、どこでするのかなど、思案しておきましょう。

4.財産分与はどのように分割するのか

財産分与とは、離婚するときに夫婦の共有財産を分け合うことです。
財産分与の割合や分割方法は、夫婦間で話し合って決めます。
トラブルになる代表的な要因の一つでもあるため、事前にある程度話し合っておくことが大切です。

財産分与の対象の例として、「年金分割」という制度があります。
年金分割とは、離婚した場合に夫婦の婚姻期間中の保険料納付額に対応する厚生年金を分割して、それぞれ自分の年金とすることができる制度です。 
年金分割は原則として夫婦間での合意が必須で、年金事務所にて手続きをしなくてはならないため、取り決めをしておく必要がある点を覚えておきましょう。

5.慰謝料は発生するのか

離婚の慰謝料の請求権が生じるのは、 DVや不貞行為など相手方の不法行為によって精神的苦痛を受けた場合です。
慰謝料を請求するかどうかは夫婦間の話し合いで決定できますが、相手が受け入れない場合は、裁判にて慰謝料請求する必要があります。

まとめ

離婚を検討するときに考えておきたい項目はたくさんあります。
離婚の取り決めや条件を有利に進めるためには、弁護士など専門家に相談するのがおすすめです。